結婚して姓が変わったら信用情報は消える？

男性でも、女性でも、結婚や養子縁組などよって「姓」が変わることがありますね。もし、「旧姓」の時に、借り入れているローンが支払えなくなり、金融事故を起こし、債務整理などを行なったことがあるとします。

結婚や養子縁組によって指名が変わると、信用情報は消せるのでしょうか？そのように考えて、氏名が変わった後、新たにローンに申し込む方もおられますが、実際はどうなのでしょうか？実際は、過去の信用情報を消すことはできないとうことになります。

なぜなら、本人確認資料（運転免許証など）の番号が一緒だからです。信用情報機関に、金融事故の情報が載ります。そのような事故情報は、一定期間消えませんので、経済的な信用がなくなり、その期間に新たに借り入れなどに申し込んだとしても、審査に通らなくなってしまいます。

わたしたち個人の信用情報は、日本国内にある、「株式会社シーアイシー（CIC）」、「株式会社日本信用情報機構（JICC）」、「全国銀行個人信用情報センター（KSC）」という3つのうちのいずれか、または複数の信用情報機関に登録されています。これらの情報機関には、ネットワークでの交流があり、情報のやり取りをしています。ですから、わたしたちの情報はすべて知られています。

それで、結婚して氏名が変わったとしても、信用情報の履歴などが消えるわけではありません。

変更前の氏名を伏せると不利

もし、申し込み者本人が、旧姓を申し出なかったり、伏せたままにするなら、ローンやカードの審査まで進んだとしても、最終的に過去の情報が判明すると、金融機関からの信用を失うことになり、不利な状況になります。金融事故があるなら、審査に通ることはまずありませんし、審査を通過した後になって金融事故を起こしていたことが発覚するなら、保有しているクレジットカードが没収されてしまうかもしれないのです。

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