携帯・スマホ代の支払いの延滞に気を付けよう

キャッシング、カードローン、クレジットカードの支払い等が遅れると、遅延という事故扱いになりますね。そのように事故を起こすと、自分の信用情報に傷がつきます。意外に知られていないかもしれませんが、携帯・スマホ代の支払いを延滞することも、事故情報になるのです。

 

 

最近の携帯会社は、端末代金を分割で支払うことが前提の料金プランがメインとなっています。特に、スマートフォン時代になってからは、端末代金がとても高額になり、機種変更も容易にはできなくなってきました。そこで、端末代を分割にすることで、最新の端末でも気軽に使ってもらえるようにという方針になっています。

 

ですから、毎月支払っている携帯代は、使用代金と端末の分割代金という内訳になります。商品を分割で購入していますから、消費者信用産業の範疇になります。申し込む際も、月々の返済状況も、信用情報機関に登録されます。

 

 

携帯の申し込みや、機種変更の際の契約書を見ると、個人の信用情報を参照すること、登録することが記されています。通常の分割でショッピングする時と同じように、信用情報機関を利用することになります。そのような認識を持って月々の代金を滞らせることなく支払っていきましょう。

 

携帯代を延滞するとどうなるのか

もし、何らかの事情で携帯代を延滞してしまったらどうなるのでしょうか?ついうっかり、2〜3日遅れてしまったくらいなら、携帯会社の中においては延滞という扱いになりますが、信用情報機関においては、まだ事故情報にはなりません。信用情報機関においても延滞という事故情報になるには、支払日からある程度の期間を経てからになります。

 

通常ですと、支払日から3ヶ月以上を過ぎると事故情報として記載されます。さらに、一定期間はその事故情報が残ることになります。一度、事故情報が信用情報に記載されてしまうと、その情報は信用情報機関同士のネットワークで情報が共有されますので、他の金融機関でもその情報が参照され、新しくクレジットカードを作ろうと思っても審査に通らなくなってしまいます。

 

たかが携帯代と考えていると、支払いが滞ってしまい、自分の信用を損なってしまうという危険な結果になります。ですから、携帯代を延滞しないようご注意ください。

 

携帯・スマホ代は、毎月の使用代金に加えて端末代金も分割で支払っていることになります。ですから、通信販売やお店での買い物を分割払いしていることと同じなのです。そのような認識をしっかり持って、滞納しないように気を付けていきましょう。

 

 

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