家賃を滞納するとどうなる？

毎月支払う家賃は、生活費の中でも大きな割り合いを占めています。

不動産管理会社と居住者の間で取り決めた家賃を支払わず、滞納してしまった場合、ローンの審査に影響があるのでしょうか？家賃を滞納してしまった原因として、家賃の支払日を忘れていた、引き落とし口座に入金するのを忘れていた、お金が足りなかったということなどがあるかもしれません。しかし、賃貸契約を交わしたわけですから、遵守する必要があります。

家賃の支払いが滞ってしまうということは、金銭的に困っている状況ということが考えられます。家賃を支払うために、カードローンに融資を申し込もうとされるかもしれません。しかし、実際にお金を借り入れるためには、審査に通らななければなりません。

その際に、家賃を滞納していることが事故情報として扱われ、ローンに申し込めないのでしょうか？その点は、続いてご説明します。

家賃を滞納していてもローンは組めるの？

家賃の滞納に関して、ローンの審査に影響がないケースと影響があるケースがあります。まず、影響がないケースというのは、「保証人ありの賃貸契約」の場合です。仮に、居住者が家賃を払えなくなったとしても、保証人と管理人、不動産会社、管理会社の間で話し合って解決できるからです。

その場合は、家賃滞納の個人情報が事故情報として記録されることはありません。審査に影響があるケースは、契約しているアパートやマンションなどの賃貸住宅に、「家賃保証会社」が付いている場合です。家賃保証会社は、保証人のような役割を請け負う会社のことです。

家賃を滞納してしまった場合、家賃保証会社を通して個人信用情報機関に記録されてしまいます。家賃滞納という事故情報があると、銀行や消費者金融などからお金を借り入れようとしても、家賃を滞納しているという情報がわかってしまい、審査に通らなくなってしまいます。

公共料金の滞納は事故になるのか？

銀行の口座から引き落としされる支払い方法や、振り込み用紙を郵便局やコンビニ、金融機関に持参して支払う方法は、滞納しても事故情報として載ることはありません。しかし、カード決済で支払っている場合は、注意が必要です。引き落としの日に残高不足で引き落されなかった場合、カード会社からみれば延滞になります。

短期間の滞納であれば、事故情報として載らないかもしれませんが、再引き落とし日にも入金がなく引き落とせないなら、事故扱いになるかもしれません。これらの基準は公表されていないため、知りたい方は信用情報機関に開示してもらうことができます。

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