ローンの審査で「属性」とは?

キャッシングやカードローンの審査の際には、申し込み者本人の「属性」が必ずチェックされます。

 

「属性」とは、年齢、職業、雇用形態、勤務先、勤続年数、年収、収入形態、居住年数、居住形態、住宅ローンか家賃の負担額、家族構成、持っている電話の種類、健康保険の種類などの個人情報のことです。お金をどれくらい貸し出せるかという審査なので、地位が高く、年収が高い、高所得者や管理職に就いている方が優遇されるのでしょうか?必ずしもそうではありません。

 

では、どのような条件が有利に働くのでしょうか?

 

審査で重視されるポイントとは?

審査では、安定した収入があるか、また、毎月継続して返済できるか、といった点が重要ポイントになります。

 

つまり、返済能力があるかどうかという点がチェックされます。収入の総額が多いなら、その分、信用の高い人とみなされ、審査に通りやすくなるでしょう。年収総額が高いほうが審査に有利になります。

 

 

ついている仕事に関してはどうでしょうか。安定している公務員、民間の有名企業に勤務している正社員も評価が高くなります。安定収入があり、勤続年数も長くなる傾向があるので、返済能力が高いと判断されます。

 

アルバイトやパート、派遣社員や契約社員の方は、いつ辞めるか、また、いつ解雇されるかわからないため、評価が下がってしまうようです。自営業や個人事業主の場合はどうなのででしょうか。その場合、高収入であっても、評価は低くなってしまいます。

 

 

なぜなら、借り入れたお金を事業に使う可能性が高いとみなされるからです。キャッシングやカードローンで借り入れたお金を事業資金に使うことは契約違反になります。ただし、お金の使い道を確認することはできないので、どうしても審査が厳しくなってしまいます。

 

このように、職業、雇用形態、勤務先は審査に影響がありますが、業種、職種、役職などはほどんど影響がないといえます。

 

勤続年数は?

もちろん、勤続年数が長いほうが、今後もその仕事を続けていく可能性が高いと判断されるので有利です。

 

勤続年数は、3年以上であれば問題はないようです。もし、今の仕事を辞めてしまっても、次についた仕事も長く務めるだろうと判断されるので、審査には有利になります。ですから、正社員であっても、勤続1年未満の場合は、評価が低くなることがあるようです。

 

お金を借り入れる際、様々な点が審査されます。収入は多いほうが有利で、仕事や勤務形態、勤続年数などは信用に影響するということでした。返済能力のある人、と評価されるなら、信用のある人とみなされ、審査に通りやすくなるでしょう。

 

 

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