クレジットカードはどれくらい滞納すると事故扱いになるのか

クレジットカードはとても便利ですが、使い過ぎてしまうと支払い金額が膨らんでしまい、返済が大変になってしまいます。もし、引き落とし日に入金が間に合わず、滞納してしまうとどうなるのでしょうか?

 

滞納すると、振り込み用紙が送られてきたり、再引き落とし日が知らされてくるかもしれません。その期日までに支払うなら事故として扱われることはないようです。基本的には、正常入金日から61日以上経過しても入金しないと、クレジットカード会社が異動情報(延滞等)を信用情報機関に登録します。

 

 

すぐに支払うなら61日以内なので何も載らないのでしょうか?実は、延滞が61日未満でも、個人信用情報には延滞があったことのマークが付けられる場合があるようです。これは、どのクレジットカード会社でもあることで、正常に口座振替ができなかった場合に翌日から「延滞者フラグ」が立ちます。その情報を元に再引き落としなど督促をします。

 

延滞フラグが立ってしまうとどうなるのか

1日でも支払いが遅れてしまうと、「延滞フラグ」が立ってしまいます。その場合、すぐに入金があっても、社内システム上は、情報が残るようです。

 

たった1日でも延滞は延滞です。個人信用情報に事故情報として載らないよう、支払い期日はきちんと守るようにしましょう。延滞の情報によって、クレジットカードの利用が停止されたり、強制的に解約されたり、更新してもらえなくなってしまうかもしれません。

 

引き落とし日を守ろう

正常の引き落とし日に入金が間に合わず、再引き落とし日に引き落してもらったとします。その翌月も、また翌月も再引き落とし日に支払う・・・、というサイクルになってしまうとどうなるでしょうか。再引き落とし日でも、きちんと毎月支払っているのだから良いだろうと考えますか?

 

 

連続で延滞しているなら、クレジットカード会社から個人信用情報機関に延滞していることが通知されます。通常の引き落とし日ではなく、再引き落とし日に支払っている状態なら、他のクレジットカード会社やローンの審査にも通らなくなってしまいます。ですから、再引き落としというのは延滞していることであるという認識を持って、信用を回復するためにも本来の引き落とし日に間に合わせるように入金しましょう。

 

クレジットカードの支払い期日を守り、延滞しないように注意しましょう。自分の信用情報に影響があります。信用を落とすのは簡単ですが、信用を回復させるのは非常に難しいのです。クレジットカードの用い方もよく考えて、事故扱いにならないよう賢く用いることにしましょう。

 

 

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